クラウドサービスとは何でしょうか?最近ではIT系の方でなくても、聞くことも多くなってきた単語だと思います。何故なら、ここ数年でクラウドサービスの利用は拡大しているからです。
今回はクラウドサービスについて解説します。
Contents
クラウドサービスとは?
クラウドサービスとは、ハードウェアやソフトウェアをネットワーク経由で必要に応じて提供するサービスのことです。例えば、クラウド上にアップロードしたデータを他の人がダウンロードできるようなサービスが挙げられます。
これでも間違いではないのですが、より正確な定義をするならば、クラウドサービスとはクラウドコンピューティングを用いたサービスのことです。
クラウドコンピューティングについては、米国国立標準技術研究所 (NIST: National Institute of Standards and Technology)で以下のように定義されています。
以上がクラウドサービスの説明になります。最近は様々なクラウドサービスが日々誕生しており、この世に数え切れないほど存在しています。
ちなみにクラウドに対して、自社でハードウェアやソフトウェアなどを保有して、サービス運用する形態をオンプレミスと言います。
クラウドサービスの分類
クラウドサービスは、以下の3種類に分類できます。
ソフトウェア(アプリケーション)をサービスとして提供している。
例:電子メール(Outlook、Gmail)、ビデオ会議(Teams、Zoom)、オンラインストレージ(One Drive、Box)
OSや開発環境をサービスとして提供している。
例:プラットフォーム(Azure App Service、Google App Engine)
ハードウェアやネットワークをサービスとして提供している。
例:AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform
クラウドサービスのメリット、デメリット
クラウドサービスのメリットは、ネットワークがあれば時間や場所に関係なく、アクセスできることです。
また、自社で環境(各機材や固定資産)を用意する必要がないため、導入コストが安いです。メンテナンスもサービス提供者が行うため、利用者が行う必要がありません。
- 時間や場所に関係なく、アクセスできる。
- 各機材と固定資産が不要で導入コストが安い。
- メンテナンスが不要。
クラウドサービスのデメリットは、利用するネットワークが必要なことです。
また、サービスの管理はサービス提供者が行っているため、利用者の欲しい機能が実装できない可能性もあります。
最近、クラウドサービスの利用が拡大する中で、クラウドサービスのセキュリティについても問題になってきました。利用者はサービス提供者にセキュリティ対策を行っているか確認する必要があります。
参考URL:総務省 クラウドサービスを利用する際の情報セキュリティ対策
- 利用するにはネットワークが必要。
- カスタマイズが制限されている。
- セキュリティについてはサービス提供者任せ。
まとめ
- クラウドサービスとは、ハードウェアやソフトウェアをネットワーク経由で必要に応じて提供するサービスのこと。
- クラウドサービスはSaaS、PaaS、IaaSの3種類に分類できる。
- クラウドサービスのメリット
- 時間や場所に関係なく、アクセスできる。
- 各機材と固定資産が不要で導入コストが安い。
- メンテナンスが不要。
- クラウドサービスのデメリット
- 利用するにはネットワークが必要。
- カスタマイズが制限されている。
- セキュリティについてはサービス提供者任せ。
今回はクラウドサービスについて解説しました。
クラウドサービスは目的に合わせて、適切に選ぶことが重要です。自分に合うクラウドサービスを探してみましょう!