拡張子、それはコンピュータのファイルの末尾についているドット「.」で区切られた部分の文字列のこと。例えば、Windowsの実行ファイル.exeの「exe」の部分です。「exe」だけでなく、拡張子には様々な種類があります。
今回は拡張子とその種類について、解説を行います。
拡張子の意味
冒頭で拡張子について、「コンピュータのファイルの末尾についているドット「.」で区切られた部分の文字列」と説明しました。では、この部分は何の意味があるのでしょうか?
実は、拡張子からファイルの種類を識別することができます。よく使われる拡張子を覚えておけば、ファイルを開かずとも、そのファイルの種類が分かるのです。
また、拡張子を変更したからといって、中のデータは変わりません。そのため、拡張子を変える=ファイルの種類を変更することにはならないのです。場合によっては、拡張子を変更したことでファイルが開けなくなります。
拡張子には、広く使われる汎用的な拡張子だけでなく、特定のアプリケーション専用の拡張子も存在します。
拡張子の種類
ここでは主な拡張子の種類について紹介します。
ここで挙げたものは、ほんの一例です。
これら以外にも様々な拡張子が存在しています。
- txt(テキスト)
テキスト形式のファイル。文字が使えるならば利用可能。
- pdf(ピーディーエフ)
PDF形式のファイル。Adobeという会社が開発した。
- html(エイチティーエムエル)
HTMLというマークアップ言語を用いたファイル。Webページ作成のために使われる。
- bmp(ビーエムピー)
画像ファイル。圧縮されていない保存形式のためファイルサイズが大きく、あまり使われていない。
- gif(ジフ)
画像ファイル。最大256色しか使えないが、アニメーションなどの動きを設定できる。
また、透過処理ができる。
- jpeg(ジェーペグ)
画像ファイル。約1670万色使うことができる。
また、圧縮するとデータの一部が失われる(非可逆圧縮)。そのため、ファイルを一度編集して、画質を下げると元には戻せない
- png(ピーエヌジ)
画像ファイル。約1670万色使うことができ、透過処理もできる。
ただし、gif(ジフ)やjpeg(ジェーペグ)と比べて、ファイルサイズが大きくなりがち。
- wav(ウェーブ)
圧縮する前の音声ファイル。
- mp3(エムピースリー)
圧縮した後の音声ファイル。一般的に広く使われている。
- mov(エムオーブイ)
動画ファイル。Apple社が開発した。Apple製品との相性が良い。
- mp4(エムピーフォー)
動画ファイル。一般的に広く使われている。
- docx(ドックエックス)
Microsoft Wordのファイル。Wordを通して、特定の形式に変換可能。
- xlsx(エクセル)
Microsoft Excelのファイル。Excelを通して、特定の形式に変換可能。
- pptx(ピーピーティーエックス)
Microsoft PowerPointのファイル。PowerPointを通して、特定の形式に変換可能。
- exe(エグゼ)
Windowsの実行ファイル。
- zip(ジップ)
圧縮ファイル。一般的に広く使われている。
- c(シー)
C言語のソースファイル。
- cpp(シーピーピー)
C++のソースファイル。
- java(ジャバ)
Javaのソースファイル。
- python(パイソン)
Pythonのソースファイル。
まとめ
- 拡張子はコンピュータのファイルの末尾についているドット「.」で区切られた部分の文字列のこと。
- 拡張子からファイルの種類を識別することができる。
- 拡張子には様々な種類がある。
今回は拡張子とその種類について、解説しました。自分がよく使う拡張子は覚えておくと便利です。