あなたは工数について知っていますか?
工数は、IT業界も含めて、幅広い業界で使われています。
今回は工数とその単位である人日(にんにち)・人月(にんげつ)などを解説します。
工数とは?
工数は、ソフトウェア開発や土木・建築などの様々な業界で使われるプロジェクト完了までに必要になる作業量を表したものです。
以下の式で表すことができます。
工数 = 人数 × 時間
工数は、プロジェクトにかかる人数と時間がわかるため、適切に算出すれば予算や見積もりを出す際の根拠になります。
また、工数からプロジェクト全体のスケジュール管理や進捗管理ができます。
工数の単位
工数の単位として、人日(にんにち)、人月(にんげつ)があります。
1人が1日でこなせる作業量のことです。1人が1日8時間と仮定することが多いです。
プロジェクトに必要な工数が3人日とすると、「1人が3日間」または「3人が1日間」作業した作業量になります。
1人が1ヵ月でこなせる作業量のことです。1人が1ヵ月20日と仮定することが多いです。
プロジェクトに必要な工数が3人月とすると、「1人が3ヶ月」または「3人が1ヶ月」作業した作業量になります。
また、人月から人日に変化することもできます。
3人月 × 20日 = 60人日
実際にかかる金額
工数を算出しても、そこから分かるのは作業量のみです。実際にかかる金額は単価によって決まります。
単価は業種、職種、スキルなど様々な要因によって変化します。
仮に単価が1人月100万円とし、5人月かかるプロジェクトであると仮定します。
100万円 × 5人月 = 500万円
以上から、このプロジェクトでかかる金額は500万円となります。
まとめ
- 工数は、ソフトウェア開発や土木・建築などの様々な業界で使われるプロジェクト完了までに必要になる作業量を表したもの。
- 工数の単位として、人日(にんにち)、人月(にんげつ)がある。
- 実際にかかる金額は単価によって決まる。
今回は工数とその単位である人日(にんにち)・人月(にんげつ)などを解説しました。
工数はビジネスの世界ではよく使われます。ぜひ、覚えましょう!